世界銀行は10日日、報告書を発表し、「全世界の低所得の国、或いは衝突の影響を受けた国は、国連のミレニアム開発目標の要求に達した国が一つもない」とした上で、この分野での全世界の協力を呼びかけました。

　報告書は、「現在、全世界では、凡そ15億の人口が組織的な犯罪の影響を受けた国にいる」と述べました。

　世界銀行のゼーリック総裁は声明の中で、「30年来、暴力の影響を受けた国の貧困率は20％を上昇した」と指摘しました。発展を妨害しているこれら経済的、政治的、安全保障面の課題に直面して、世界銀行は関連方面に対して、国家機関を健全化させ、ガバナンスを改善し、雇用創設を奨励するよう求めると共に、より多くの支援を提供し、新たな国際的共通認識を作り出し、全世界の協力を改善していくよう提案しました。（翻訳：玉華）　国際・交流へ