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 中国『国防白書』 永遠に軍拡はしないと明言

2011-03-31 14:00:58     cri    

 中国政府は31日『2010年中国の国防』白書を発表しました。それによりますと、中国的な発展の方向性、根本的な課題、対外政策、歴史文化の伝統から、中国は防御的な国防政策を実行する。現在も、将来も、またどんなに発展をしても、永遠に覇権を唱えず、永遠に軍事拡張をしないとしています。

 これは中国政府が1998年以来、7回目に発表した国防白書で、現在、中国が直面している安全保障情勢を分析した上で、中国の国防政策、軍隊の整備、国防費、国際安全協力などの問題について詳細に述べています。

 白書はさらに、「中国は、相互信頼、互恵、平等、協力の新安全保障観を堅持し、地域のホットな問題や国際紛争の平和的な方式での解決を主張しており、いかなる武力行使や武力による威嚇にも反対であり、侵略拡大、覇権主義、強権政治にも反対する。中国は公平かつ効果的な集団安全機構と軍事相互信頼機構の確立に努力し、効果的な軍縮と軍備抑制に取り組み、世界戦略の安定を維持していく」と強調しました。

 また、中国の軍事費問題について『白書』は「国の経済社会の発展に伴い、中国の国防費の伸びは、適度かつ合理的な範囲を保っている。ここ数年増えた国防費は、主に軍隊の生活条件の改善や、アデン湾ソマリア沖の護衛活動、国際救援活動など、多様化した軍事任務に当てられている。さらに、購入価格や維持コストの上昇に対応し、ハイテク軍事装備やその関連設備の建設などで適度な増加を示している」としました。

 白書はまた、「責任感のある大国として、中国は国連の平和維持活動に積極的に参加しており、外国軍隊との交流と協力を深め、世界の平和維持に積極的な貢献を捧げた」としました。(03/31 翻訳者:Lin 校正:大野)

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