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 日本の地震被災者のためのチャリティコンサートが北京で開催

2011-03-21 17:30:16     cri    

 3月11日、日本の東北地方でマグニチュード9.0の強大な地震が発生しました。今回の地震により多くの方が被災しました。この巨大な地震による被災者のために、中国北京にある「北京カナダ国際学校」のコンサートホールで19日、20日の二日間にわたり、チャリティコンサートが行われました。

 北京インターナショナル・チェンバーオーケストラ(北京国際室内交響楽団)は非営利団体です。ロシア人のマリア・ノーエン(Maria Nauen)チーフコンダクターのもと、15カ国、35人の演奏者により、日本の地震、津波の被災者を支援するためにチャリティコンサートが行われることが決定しました。


マリア・ノーエンチーフコンダクター

 コンサートが始まる前に、演奏者と観客は東北関東大地震でなくなられた方々に黙祷を捧げました。

  
被災者のために黙祷している

 マリアチーフは「私たちのチャリティコンサートにより、少しでも日本の被災者の方々の力になれれば幸いだ。本来、今日のコンサートはわれわれオーケストラの春季イベントの一部だったが、先週金曜日に日本の地震を知り、すぐに通常のコンサートをチャリティコンサートに変更することに決めた。2008年に中国のぶんせん大地震を受けて臨時のチャリティコンサートが行われたことがあるが、その際もできる限りの人が集まってくれたので、助かった。

 私たちにとって、国境、地域、人種は関係なく、困難に陥った人たちのために、われわれがいる!あなたたちは孤独ではない、一緒に困難を乗り越えよう」と被災者に心を込めた言葉を送りました。

 会場には、子供を連れている家族がよく見られました。孫の幼稚園で今回のイベントを知り、家族全員で会場を訪れた観客は「毎日テレビで日本の大地震の最新情報をチェックしている。心がとても重たくなり、みんなの無事を祈っている。力をあわせて今回の災難を乗り越えよう」と話しました。

 このチャリティコンサートに訪れた人の中には日本人がたくさんいました。中国に2年間滞在している日本人の女性は「中国の友人たちが心配してくれて本当にありがたく思っており、これからより良い中日の友好関係を築ければうれしく思う」と感謝の言葉を伝えてくれました。

 
表装された絵画

 
募金をしている人たち

 このチャリティコンサートの会場内には表装された絵画が並び、販売されています。また、ステージの前には募金箱としてチェロの箱が置かれています。コンサートの収入のすべてが日本の東北関東大地震の義捐金として寄付されます。(取材・撮影:Sui&マゲツ)

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