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朝鮮、6カ国協議の無条件参加を表明

2011-03-16 16:06:49     cri    























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 朝鮮外務省の報道官は15日平壌(ピョンヤン)で、「朝鮮は、無条件で6カ国協議に参加し、ウラン濃縮問題の討議にも反対しない」と表明しました。この日、朝鮮と韓国は韓国に拘束されている朝鮮の漁師らをめぐる事項について初歩的に合意しました。このような状況から、朝鮮半島の情勢が緩和されつつあると見られています。

 朝鮮中央通信社が15日に報道したところによりますと、ロシア外務次官でもあり、朝鮮半島核問題をめぐる6カ国協議のロシア代表団の代表を務めるボロダフキン氏がこのほど、朝鮮を訪問しました。双方は両国関係や、地域情勢、6カ国協議の再開などの問題について踏み込んだ意見交換を行いました。また、ロシアは、政治的外交ルートを通じて、いち早く6カ国協議を再開しなければならないとの考えを表明した上で、朝鮮に対し、建設的な措置を講じて核実験と弾道ミサイルの試射をしばらく停止すると共に、IAEA・国際原子力機関の専門家がニョンピョン(寧辺)周辺入りすること、および6カ国協議でのウラン濃縮問題をめぐる討議に賛成することを呼びかけました。これに対して、朝鮮は「6カ国協議が再開すれば、朝鮮は同時行動の原則に基づいて、朝鮮半島の非核化を目指す『9・19共同声明』を履行する過程で、ロシアの提案について検討したい」と明らかにしました。

 また、朝鮮は「6カ国協議の枠組内におけるウラン濃縮問題をめぐる討議に反対しない」と表明しました。ウラン濃縮問題は、韓国とアメリカがこのほど最も関心を寄せている内容です。朝鮮のウラン濃縮が安保理の関連決議と「9・19共同声明」に違反したことを証明するために、韓米双方は安保理に対し積極的に関連する主席声明の採択をうながしています。これと共に韓国は、「6カ国協議再開の前に、まず朝鮮ウラン濃縮問題を討議するべきだ」と数回にわたって訴えています。韓国は「朝鮮のウラン濃縮問題は6カ国協議再開に当たっての先決条件で、韓国政府は様々なルートを通じて核問題を討議していく。安保理はこの中の主なルートの一つである」と強調しました。

 朝鮮の発言について、韓国政府は今のところ正式な反応を示していませんが、韓国のメディアはこれをいち早く報道しました。韓国の世論はこの発言は朝鮮が朝鮮半島の核問題において、機先を制し、世論の優位に立つための作戦であり、その意図は決して単純ではないとし、引き続き朝鮮の今後の行動を観察する必要があると判断しています。また、韓国政府が今度、朝鮮のウラン濃縮についてどのような反応を示すかについても韓国の対朝鮮政策における大きな試練であると分析されています。

 朝鮮が柔軟な姿勢を見せると同時に、韓国に1ヶ月以上拘束されている北朝鮮の漁師らの返還問題も解決に向けて大きな一歩を踏み出しています。この事件は、2月5日に31人の朝鮮魚師が濃い霧により航路を見失い、韓国側に漂流したことから、韓国政府に拘束されました。その後、韓国は31人のうち4人が韓国への亡命を希望しているとして、この4人を除く27人を朝鮮に返還すると発表しましたが、朝鮮は漁師全員と拘留された漁船の無条件返還を求めました。

 3月15日、韓国統一部は双方が27人の漁師の返還について合意に達し、現在具体的な時間について交渉していると発表しました。朝鮮は同日、板門店の赤十字ルートを通じ、拘束された漁師らの家族の心境を考慮して、先に27名の拘束者を返還するよう韓国に求めたということです。韓国の大韓赤十字社はこの要求に同意しており、目下西海では波風が大きくなっていることから、16日に板門店で引き渡すとしています。残りの4人の返還問題は当面の間、両国関係に影響する重要な要素となるでしょう。(翻訳:胡徳勝、トウ 徳花)

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