ASEAN・東南アジア諸国連合の商工界は、北京で開かれている全国人民代表大会と政治協商会議に、高い関心を寄せており、ASEAN自由貿易区が設置されて1年経った今、新たなビジネスチャンスを求めています。

　マレーシア中華商工連合会の責任者は、「中国は、今後消費促進や住民の所得増加という措置を取っていく。これは向う5年間、中国の経済発展の新たなエンジンになる」とした上で、「中国人の購買力が増強することは、マレーシアに大きな海外市場が提供されるということだ。そして、ASEAN各国の製造業にも、より多くの利益をもたらす」と述べました。

　カンボジア中国香港マカオ商工会の責任者は、楊潔チ外相がASEANとの協力強化を示したことについて、「中国とASEAN各国の道路、水運、航空での協力は、域内の物流と人の往来に便宜をもたらすに違いない。同時に、各国の経済格差が縮小され、ASEAN一体化の実現が促進されるだろう」としました。（朱丹陽）

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