ロシアのメドベージェフ大統領は9日、ロシアを訪問中のアメリカのバイデン副大統領と大統領府で会談し、「ロシアは、アメリカとの戦略的パートナー関係の発展を準備している」と表明しました。
ロシアメディアの報道によりますと、会談は、両国の未来指向の関係発展、ロシアのWTO(世界貿易機関)加盟問題、中東情勢、オバマ大統領の訪露などにおよんだということです。メドベージェフ大統領は、「2010年、両国の関係は順調に進んできた。ロシアは、アメリカとの戦略的パートナー関係の発展を準備している」と述べたということです。
また、ロシアのWTO加盟問題について、メドベージェフ大統領は、「アメリカの積極的な協力を得て、今年内にWTO加盟の交渉を完了させたい。アメリカは、ロ米貿易関係発展の妨げとなっている『ジャクソン・バニク修正条項』をできるだけ早く撤廃してほしい」と求めました。
これに対して、バイデン副大統領は「『ジャクソン・バニク修正条項』の撤廃を支持しており、アメリカは他国と共にロシアのWTO加盟に向けて努力する」と示しました。(馬ゲツ・大野)国際・交流へ
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