落語家の三遊亭楽麻呂さん
日本の落語家・三遊亭楽麻呂さんが4日、中国の北京外国語大学で日本語教育専門の大学生たちに落語を披露しました。
三遊亭楽麻呂さんのパフォーマンス
中国には「単口相声」(一人漫才)という落語によく似た演芸がありますが、日本の落語そのものを知っている中国人は多くありません。楽麻呂さんは今回の披露を通じて、少しでも多くの中国の人々に日本の伝統的な文化である落語を紹介していこうと考えていました。楽麻呂さんは、初心者にわかりやすい演目を選び、扇子と手ぬぐいだけであらゆるものを表現する、磨きぬかれた落語の話術を披露し、来場者を笑いの渦に巻き込んでいました。
来場者の笑い表情
公演後、楽麻呂さんと来場者は、落語について話し合いました。楽麻呂さんは、中国の学生たちがどのぐらい落語を理解できるのか心配していましたが、来場者の北京理工大学の学生らは、「楽麻呂さんの芸が鮮やかで明快なので、よくわかった」と話していました。
交流イベント
今回の公演は北京外国語大学日本学研究センターが主催したもので、楽麻呂さんが北京で落語を披露するのは、1992年以来19年ぶりでした。(取材、文責:張強) 国際・交流へ
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