中国商務省の高官孫元江氏は１日、安徽省馬鞍山市で開かれたASEAN10＋3国際シンポジウムで「中国・ASEAN自由貿易エリアが設立してから、双方の貿易発展は急速に前進してきた。相互投資額の急増と共に、中国の対ASEAN投資額は累計百億ドルを超えた」と述べました。

　孫元江氏はまた、「これまでの１年間で、双方は輸入の平均関税率を9.8％から0.1％に引き下げたほか、輸出商品の90％にゼロ関税を実施した。2010年双方の貿易額は前年度比で37.5％増え、2928億ドルに達した。現在、中国はASEANにとって最大の貿易相手国と輸出先となっている」と語りました。

　なお、2010年のASEANの対中国直接投資額は35.2％増加し、63億2000万ドルに達しました。一方、2010年の中国の対ASEAN直接投資額は25億7000万ドルに達したということです。（万、吉野）　暮らし・経済へ