世界銀行首席エコノミストの林毅夫氏は2月28日に、「アジア経済は世界経済の復興に対し、重要な役割を果たしてきた。今後も引き続き、世界を牽引していくだろう」と述べました。
これはこの日、同氏がアメリカ外交学会の講演で述べたものです。林毅夫氏はこの中で、「過去2年間の中国とインド、およびアジア地域における経済の急速な発展は、世界経済が金融危機から抜け出すに当たって重要な貢献となった。現在、アジア諸国は依然として高いインフレのリスクに直面しており、経済成長の速度が緩まる可能性があるものの、東アジアと南アジアの経済成長速度は世界において、依然として最も速いものだと信じる。世界経済の復興を引き続き必要とするのであれば、先進国にしても、発展途上国においても投資、特にインフラ施設への投資を奨励する必要がある。インフラ施設への投資は先進国の雇用、および世界経済復興の促進にとってきわめて重要であり、発展途上国にとっても大きな意義がある」と述べました。(翻訳:董燕華)
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