2月28日に発表された「2010年中国未成年者インターネットと携帯電話の利用状況についての調査報告書」によりますと、中国の未成年者の携帯電話利用率は約50％で、携帯電話によるインターネットの利用率は40％近くになることが分かりました。

　現在、携帯電話は 未成年者にとって重要な通信およびインターネット利用のためのツールとなっており、モバイル・ネットワークは今後、未成年者の成長の過程で重要な役割を果たすことになります。未成年者の携帯電話によるインターネット利用は主に、ネット・チャットや、音楽の聴取、ブログなどに集中しています。

　注目すべき点は、携帯電話を持つ未成年者がいつでもどこでも、携帯電話を通じてインターネットを利用することができるようになったことから、未成年者が好ましくない情報に接する機会が増えたことです。また、携帯電話を通じたインターネットの利用は、保護者の未成年者によるインターネット利用の管理を一層不便なものとしています。これは未成年者の学習や生活に影響を与えるものであることから、未成年者の携帯電話を通じたインターネット利用がもたらすマイナスの影響が注目の研究課題となっています。（翻訳：董燕華）

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