全国政治協商会議の委員で、香港特別行政区行政会議の召集人である梁振英氏は、22日、「第12期5ヵ年計画は香港に新たなチャンスをもたらすだろう」と表明しました。
梁振英氏は「国の第12期5ヵ年計画には、香港の経済発展に関する次の内容が含まれている。『広東省と香港、マカオとの協力を強化し、域内経済の発展を促す』、『国際金融や貿易、水上輸送事業の中心的な地位を強化、向上を目指す香港の取り組みを支持する』。一方が対外協力を指し、もう一方は内部の潜在力のレベルアップを指していることが読み取れた」と述べました。
伝統的な水上輸送事業の潜在力を向上させることは、付加価値を高め、ハイテクなハイエンド水上輸送業に転換することを意味しています。これについて、梁振英氏は「水上輸送業に着手する業界は多い。現在のコンテナ港を踏まえて、ロンドンの国際水上輸送センターのような業務を展開する必要がある。例えば、船舶の登録、管理、売買、レンタル、融資、保険、書類の作成、また訴訟、仲裁などの関連法律のサービスを提供することができる」と述べました。
水上輸送業の成長は、香港の所得を高め、雇用機会を創出することができると同時に、広東との協力も拡充されます。梁氏は「業務展開によって、香港と広東の港はライバル関係からパートナー関係に変わる」と見ており、「経済成長が限られた業界に依存するというパターンを避け、産業の多元化の実現にとって、新たな5ヵ年計画はよいチャンスだ」としています。(朱丹陽)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |