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 陝西省長が語る新たな五ヵ年の取り組み

2011-02-22 16:09:42     cri    

 陝西省は過去5年間で、これまでで最も速い発展を遂げました。今年始まる新たな五ヵ年の目標について、趙正永省長は「飛躍的な発展を遂げるための新たな計画を立てた。2015年末までに、陝西省を経済の立ち遅れた省から中レベルの省に引き上げたい」と語りました。

 過去5年間で、陝西省はこれまでで最も良い成果を挙げました。2010年の一人当たりのGDPは4000億ドルに達し、高速道路の総距離は2100キロあまり増加しています。また、住民の生活保障レベルも大きく改善され、年金が221%、都市部住民最低生活保障が99%、農村部住民最低生活保障が156%と、それぞれレベルアップしました。

 これに対して、趙省長は今後解決しなければならないいくつかの急務を抱えていると冷静に見ています。趙省長は「いかにして経済の好調を保つか、そして民生の改善に取り組むかが、最大の課題である。改革の深化につれて、これまで存在した住民の様々な利益が損なわれるに違いない。これらの利益を絶えず調整して、より合理化し、公正を図ることは、省政府の責務である」と述べました。

 民生の改善の面で、趙省長は、「足し算」と「引き算」という手段を取ってきました。足し算は住民の収入を増やすことで、引き算は農民の支出を減らすことです。たとえば、農村部年金保険はすでに70%の県で実施されています。農村部の寄宿制学校では生徒たちに毎日ミルク一杯と卵一個が与えられることが保証されています。

 ところで、西部の電気と石炭を東部に輸送するなどのプロジェクトの実施によって、輸送パイプが通る陝西は、エネルギー産業の発展と生態保護という矛盾にさらされました。これについて、趙省長は「エネルギー開発と生態保護は確かに矛盾している。しかし、合理的に対処すれば、短所を長所に変化させることができる。過去5年間、われわれは植樹とエネルギーの発展を同じように重要視してきた。そのおかげで、省内の森林被覆率が37%から42%に、草地の被覆率は71%に達した。今では、黄土の山肌が露出した山を見かけなくなった」と語りました。

 エネルギーのほか、文化、観光、人材も陝西省の強みです。陝西は全国で大学が最も集まっている省の一つとされており、人材に恵まれています。このことから、ここ数年、西安では研究所が急増しています。向こう5年間、陝西省が良好かつすばやい成長を遂げるに当たって、人材の充実は良好な基盤だと、趙省長は見ています。さらに、「今後5年のたゆまない努力を通じて、陝西省は経済の総合的な実力、住民の生活レベルと質、生態環境の保護などにおいて飛躍的な発展を遂げ、中レベルの省に肩を並べるだろう。住民の幸福指数を絶えず高めていきたい」と、抱負を語りました。(朱丹陽)暮らし・経済へ

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