CFIUS(米政府の外国投資委員会=Committee on Foreign Investment in the United States)からの圧力がかかり、中国の大手通信機器メーカー・ファーウエイ(華為技術有限公司=ファーウエイ・テクノロジーズ)は、アメリカ時間19日夜、米新興企業3リーフ・システムズ(3Leaf Systems)の知財買収を取りやめる声明を発表しました。ファーウエイの北米上場に向けての2度目のチャレンジは失敗に終わりました。2008年、CFIUSは、アメリカの国家安全に関わる理由でファーウエイの3Comの買収申請を却下しました。CFIUSは国家安全保障上の懸念のある外国企業による米企業買収の審査を担当しています。
昨年5月、ファーウエイは200万ドルで3リーフを買収しましたが、11月までに、CFIUSに対して関連情報開示を行わなかったことから、CFIUS側は買収を取り消すようファーウエイに要求しました。
ここ数年、この種の理由でファーウエイや鞍鋼など中国の大手企業の買収申請が却下されたケースが相次いでいます。これを受けて米のビジネス雑誌『フォーチュン』は「アメリカは、国債は買ってほしいが、企業投資のほうは遠慮してほしいというメッセージを伝えているのでは」と意味深の報道をしています。(翻訳:コオリ・ミン)暮らし・経済へ
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