ロイヤルバンク・オブ・スコットランドの中国経済担当チーフエコノミスト・崔暦氏は11日にリポートを発表し、他の新興国及びアジアの他の国と比べれば、中国のインフレのレベルはまだ「おだやか」なレベルにあると指摘しました。
崔暦氏は、中国のインフレ率は高度成長中のBRICs(中国、ロシア、インド、ブラジル)四カ国の中で最も低いレベルにあり、また、最近の中国のインフレは、ある程度までは2009年の通貨引き締めに対するリバウンドだと指摘しました。
崔暦氏はさらに、これまでの数年間、中国の需給構造に起きた変化が、インフレ圧力が上昇し続けている要因だとの認識を示しました。それによりますと、中国の関連業種は過剰な生産力を抱えているため、対外輸出の商品(製造業中心)はインフレになりにくいが、貿易商品ではない一部のサービス業や食糧などの価格が比較的高い上昇幅を見せているのだということです。(翻訳:Yan、大野)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |