ユネスコのイリーナ・ボコバ事務局長はコミュニケで「ここ数日、カンボジアとタイの交戦によって、数人が死亡し、『世界遺産リスト』に登録されたプレアヴィヒア寺院も一部破壊されている。世界遺産とその周辺地域で冷静な対応を取るよう」呼びかけました。

　11世紀に建築されたプレアヴィヒア寺院はカンボジアとタイの国境に位置しており、その独特な建築芸術によって、2008年にユネスコの世界遺産リストに登録されました。同寺院の帰属問題はタイとカンボジア両国の長年の懸案で、2月4日から7日にかけて、双方の軍隊は4回にわたって衝突し、ロケット砲などの兵器も使用されたということです。国際・交流へ

　（訳：FUYING）