中国国際放送ネットワーク（CIBN）が18日成立しました。CIBNを創設した中国国際放送局の王庚年局長は「CIBNの成立は、中国国際放送局のニューメディア分野への全面的進出を意味している」と述べました。

　2010年3月、中国国際放送局は国家ラジオ映画テレビ総局（SARFT）より、CIBNの創設に関する免許を取得しました。この4ヶ月あまり、資源統合を通じて、CRIオンライン（世界最多言語を持つウェブサイト）をはじめとする多言語サイト、多言語ネットラジオとテレビ、携帯情報端末など多種類のニューメディア業態を形成しました。

挨拶をする王庚年局長

　王庚年局長は「時代が進み、単一的なメディアは発展の面において大きな制約を受けている。ニューメディアは歴史的なチャンスを与えてくれた。CIBNはニューメディア分野における放送機関である。インターネットや移動通信など日増しに発展を遂げている現代的なハイテクを駆使し、世界に向けて発信できる。今後5年間、中国国際放送局は言語・人材・メディア資源を活用し、CIBNを世界で影響力のあるメディアに育てていきたい」と語りました。（翻訳：ZHL）