中国商務省の姚堅報道官が18日に明らかにしたところによりますと、2010年、中国国内の投資家による非金融分野への対外直接投資は前年比36.3%増加して590億ドルに達し、過去最高額となりました。
姚堅報道官によりますと、2010年末までに中国の非金融分野に対する対外直接投資は累計2588億ドルに達したということです。中国の対外投資は主に香港地区、アジア、ラテンアメリカ地区に集中しており、「このような現象は既存の企業の市場に対する理解のレベルが要因となっているほか、先進国の市場の開放レベルも関係する」と姚堅報道官は説明しています。また、「中国は現在、自らの投資環境や投資法律体制の整備に取り組んでおり、関連する諸国が市場及び投資分野を一層開放することを望んでいる。同時に、所謂「安全保障」を理由として審査期間を延ばしたり、中国からの投資を拒絶するなどのケースが今後減少することを期待する」と述べました。(中原美鈴)
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