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 中国 ラジオ、映画、テレビの伝播能力が絶えず強化

2010-12-31 14:29:33     cri    

 中国ではここ数年、四川大地震や舟曲土石流などの重大な突発的公共事件の発生時に、国民がテレビやラジオ放送を通じてこれらの事件に関する最新情報を速やかにキャッチすることが可能になっています。これはラジオ、テレビ、映画などメディアの伝播能力が絶えず強化されていることを示しています。

 中国国家ラジオ・映画・テレビ総局の王太華局長はこのほど、記者のインタビューを受けて、「この5年の間、中国のラジオ局やテレビ局はニュース報道に努め、良好な報道効果を果たている」と述べました。また、ラジオやテレビ放送におけるニュース報道の改革に触れた際「私たちはリアルタイム、正確、公開、透明の原則を堅持して、重大な突発事件の報道に真剣に取り組み、鍵となる時期の発言権と主導権を掌握している。たとえば、四川大地震の発生時には、ラジオやテレビにおける報道がこれまでのニュース生放送の記録を更新した。その多くの報道は世界の100余りの国と地区の300社余りのテレビ局に引用され、伝えられた。これにはCNN、BBC、NHKなど世界の大手メディアが含まれている」と語りました。

 中国は土地が広く、地域格差が大きいことから、ラジオやテレビ事業の発展も不均衡です。現在も尚、多くの農村地区においてラジオの聴取やテレビの視聴、映画鑑賞に当たって困難や問題が存在しています。この状況に対し、国家ラジオ・映画・テレビ総局は過去5年間に、全農村部を対象とした「村村通」(各村に浸透させる)プロジェクト、および農村地区で映画を放映するプロジェクトの実施に力をいれており、農村公共サービスシステムの整備を加速するなどして、著しい成果を上げています。2009年、全国の農村地区で780万回にわたって映画が放映され、観客は18億人を超えました。王局長はさらに第12次5カ年計画期間中の計画について触れ、「我々は引き続き、農村公共サービスシステムの整備を重点とする。2015年までに、『村村通』プロジェクトを『戸戸通』(各世帯に浸透させる)までに拡大し、全国の人口の99%がラジオ放送やテレビ放送を聴取できるよう取り組み、条件を備えた地区では都市部と農村部の公共サービスの均等化を実現させていく」と述べました。

 2008年に始まった国際金融危機は、多くの銀行業に衝撃を与えました。しかし、この中において中国の映画、テレビドラマ、テレビアニメは逆に大きな発展を遂げ、注目されています。これについて王局長は、「過去5年間は、中国の映画、テレビドラマ、テレビアニメの発展がもっとも良好で、すばやい時期であった。中国はすでに世界の映画制作大国となっている。2010年における映画の製作数は500本に達して世界3位にランクインし、映画館のチケット売り場の収入額は100億元を超えているほか、テレビドラマの制作本数は世界トップとなる見込みである。現在、全国の都市部には映画館1800館、スクリーン5690枚があり、このほか、全国には33の子供向けチャンネルと5つのアニメ衛星チャンネルがある」と述べました。

 王局長はまた、「中央テレビ局は国内向け放送を主体として、海外向け放送も重視しており、現在すでに6言語の国際チャンネルを設け、50の海外支局を設置している。また、CRI・中国国際放送局はマルチメディアの建設を加速し、海外向けに毎日61の言語による1700時間の番組を放送している」と語りました。(翻訳:董燕華)

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