中国は汚染物質の排出削減を目指し、来年、世界で初めて、レアアース産業の汚染物質の排出基準を発表する予定です。これについて、中国工業情報化省の関係者は、「基準が発表されれば、条件を満たさない企業の生産が停止し、レアアースの生産量が減る見込みである。また、資源の確保や環境保護、国内需要などを考えれば、ある程度輸出を削減するのも当然だ」と述べました。

　一方、中国商務省は「第1回の輸出枠だけで、来年の枠を推測すべきではない。来年の枠は現在も協議中で、国内の生産や国内外の需要などを総合的に考慮して決める」としています。

　中国のレアアースの埋蔵量は世界全体の30％程度ですが、世界の需要の90％に応じています。(鵬)

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