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 中国、国民の素質向上と人口の均衡的増加を強調

2010-12-21 15:10:51     cri    

 ここ数年、中国の家族計画は大きな成果を上げています。中国では、適切な低い生育率が維持され、国民の素質は一段と向上しました。国家人口計画出産委員会の李斌議長はこのほどの記者会見で、「今後5年、中国の人口状況は依然として大きなチャレンジに直面する。中国は措置を講じて、国民の素質を一段と高め、長期にわたる人口構造の均衡的発展を促進していく」と述べました。

 中国は世界で人口が一番多い国ですが、耕地が少なく、一人当たりの資源保有量は相対的に不足しています。そのうち、人口の増加速度が速すぎることは経済と社会の発展を大きく制約し、重い負担となって来ました。1970年代から、中国は国情に基づいて、晩婚晩育(遅く結婚して、遅くして子供を産む)、少生優生(少なくかつ、優れたな子供を産む)などの家族計画を提唱してきました。同時に、異なる地区や民族の実況を考慮して、政府の指導と人々の自らの願いとを結びつけ関連活動をおこなってきました。

 李斌議長は「人口増加の問題について中国は一連の政策を策定した。それには、優生優育(健康な子を産み、良好な教育をおこなう)、男女平等、素質の向上などの政策を実施し、また高齢化などの問題に対応している。これまでの5年に、中国は人口増加率のコントロールと国民素質の向上を重視し、人口増加の抑制で大きな進歩を上げた。第11次5カ年計画(2006年―2010年)の5年間に、低い出生率を維持し、年間の人口自然増加率を1000分の6以下に抑え、総人口の調整目標を達成した。また、人口構造を改善し、合理的な分布をおこなってきた。更に、家族計画の実施を奨励し、関連の扶助政策を実施し、これら家庭に経済と社会の改革発展成果を共有させた。それにもかかわらず、今後5年は、人口増加が依然として大きなチャレンジとなっている。国民素質の全般的なレベルは高くはなく、男女の比率ではバランスが著しく崩れ、高齢化が加速し、高齢者数はすでに2億を超え、流動人口が増加しつつある。これは中国の経済と社会の発展に長期にわたる深い影響を与えるだろう。第12次5カ年計画(1211-2015)の期間中に、国民の素質向上という任務をより重要な位置に置き、全国で、優生優育(健康な子を生み、良好な教育をおこなう)、妊娠中の検査普及と出生欠陥の発生減少を確実に実現させていく。また、総合的な方法を取って、出生人口の性別比率のアンバランス傾向を抑制し、流動人口へのサービスと管理を確実に強化し、かれらに都市部住民の待遇を受けさせていく。また、積極的、かつ健全で、調和の取れた高齢化対策を実施し、家庭を主とし、社会コミュニティを基盤とし、福祉機構を補充とする養老サービスシステムを構築していく」と述べました。

 中国の人口は世界人口の約5分の1を占めており、中国の人口事業の発展は中国経済と社会の発展に積極的な役割を果たしているだけではなく、世界の人口増加の安定にも重要な貢献をしてきました。李斌議長は「中国は人口事業の発展分野における国際協力を引き続き強化し、世界の人口事業の発展を促進していくために努力していく。同時に、国際的な経験を参考とする一方で、多くの発展途上国にわれわれの経験を共有させたい」と述べました。(翻訳:董燕華)

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