国連安全保障理事会は15日、イラクに対する制裁を解除する決議を採択しました。これを受けて中国は「これにより、イラクの再建プロセスが早く進み、同地域の平和と安定を維持するきっかけになるよう期待する」と表明しました。
安保理は当日、イラク問題をめぐってハイレベル会議を開き、3つの決議を採択しました。まず、大量破壊兵器、ミサイル、民生用核開発での制裁を解除したほか、石油・食料の交換制度の撤廃、イラク復興開発基金の来年6月末での廃止を決定しました。
イラクのジバリ外相は「決議の採択は、イラクへの制裁の終了と、イラクの主権、独立、復興の制限の取り消しを意味する」と述べました。
中国の李保東国連大使は「中国は、イラク国民が自ら国の未来を切り開くことを支持する。イラクの各派が政治的対話と協議を通じて国内の平和を実現し、速やかに新政府を設立するよう期待する」と述べました。(翻訳:コオリ・ミン)
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