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日米共同統合演習、開始

2010-12-03 19:36:23     cri    























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 日本とアメリカは3日から日本各地の基地と周辺海域で1週間にわたる共同統合演習「Keen Sword」(鋭利な剣)を実施しました。期間中、日米双方は人員約4万5000人、艦艇60隻、航空機約400機を投入しました。今回の軍事演習は日米共同軍事演習の過去最大規模のもので、黄海で終えたばかりの米韓共同軍事演習の6倍の規模となると見られています。

 伝えられるところによりますと、軍事演習には日本陸海空自衛隊からは約3万4100人、艦艇約40隻、航空機約250機が参加し、折木良一統合幕僚長が、指揮にあたります。アメリカ軍からは人員約1万400人、艦艇約20隻、航空機約150機が参加します。

 今回の演習は弾道ミサイル防衛と島嶼防衛の訓練を中心として行ないます。弾道ミサイルの防衛では、日米双方は日本自衛隊の空軍基地と日本駐在米軍基地の弾道ミサイル迎撃システムを稼動させ、演習を行います。このほか、日本自衛隊は弾道ミサイルを撃ち落とす能力を備えたイージス艦をも投入します。また、島嶼防衛訓練では米韓合同軍事演習を終えたアメリカ原子力空母「ジョージ・ワシントン」が参加します。軍事演習の海上作戦は、四国南方海域、九州西方周辺海域および沖縄東方周辺海域で実施されるということです。

 日本の「産経新聞」によりますと、今回の演習の目的は、共通の敵に対し共同作戦行動を取れるよう幕僚幹部らを訓練するほか、日米が経験を交換し、米軍陸上部隊の日本展開に備えることにあるということです。これまでに外交上の抗議を避けるため、演習についての公式発表は型通り、特定の国に向けられたものではなかったのですが、今回の演習の殆どの目的は中国をけん制し、朝鮮からのミサイル攻撃にそなえるものだとされています。

 日本のマスコミは、今回の日米共同軍事演習は第二次世界大戦以降、日米が初めて中国を仮想敵国にした軍事演習だと見ています。釣魚島事件発生後、日本のメディアが中国脅威論を高々と唱え、日本の防衛省は中国を牽制するために、南西海域の防衛力を増強するという内容を含む新しい「防衛計画の大綱」を策定しました。

 また、今までの軍事演習と違い、この軍事演習には韓国軍もオブザーバーを派遣しました。これは韓国が初めてオブザーバーとして日米共同軍事演習に参加します。周辺諸国を刺激しないため、韓国は西南海域で実施される島嶼防衛訓練には参加しないと決定しました。マスコミは、朝鮮半島の情勢が緊迫化している背景の下で、こうした一連の行動は日米韓三カ国の緊密な関係を示すものだと見ています。

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