2010年アジア競技大会へ

　第16回アジア大会は27日夜、広州市の海心沙島で閉幕式を行い、16日間にわたって行われた熱戦が幕を閉じました。中国の劉延東国務委員、アジアオリンピック評議会（OCA）の会長シェイク・アーマド・アル-ファハド・アル-サバーハ親王らが閉幕式に出席しました。

　子供が歌う広東の童謡『月光光』の歌声に伴って、広州アジア大会の閉幕式が始まりました。開幕式と違い、閉幕式のパフォーマンスはミュージカルのような形式で「あなたの歌を残して」をテーマにインド、カザフスタン、インドネシア、レバノンなどアジア地域の異なる文化を代表する名曲からなっています。

　パフォーマンスの後に、アジアオリンピック評議会（OCA）のシェイク・アハマド会長が閉幕の挨拶に立ち「今回のアジア大会は素晴らしいものだった。アジア大会歴史上の重宝として人々の心に残るだろう」と述べ、選手、技術担当者、各代表団の管理者及び大会に参加した全ての人の卓越した才能、優れた競技及びスポーツへの熱意に賞賛の意を示しました。また、そのスポーツ精神とチームワークは人を奮起させ、「全てのことには可能性がある」ことを信じさせると説き、皆が帰国した後も、アジア大会で培った精神や友情、包容と理解の心をアジアの大地で永遠に根付かせるよう、希望しました。

　シェイク・アハマド会長は挨拶の最後に閉会を宣告しました。OCAの旗と聖火が広州市から次回の開催地韓国の仁川（インチョン）市に引き渡され、聖火が消されました。

　広州アジア大会はアジア大会史上最大規模のもので、競技種目が42項目あり、36の国や地域の選手が今回の大会でメダルを獲得しました。各代表団と選手たちは、信念を持って一所懸命に努力するというアジア大会の精神を充分に発揮しました。（翻訳：ヒガシ）