2009年度の新語発表は、国家語言資源監督研究センターが、これまでの3年間に現れた新語を調査し、集計したものです。131万以上の文書やサンプルから、396の新語が選ばれました。
生活分野では、「蟻族(大学を卒業しながら良い職にありつけず、はるか遠くの郊外から通勤する若年者層のこと)」、「裸婚(住宅も車もなく、結婚披露宴や結婚指輪も省き、婚姻届出すだけの結婚)」、「孩奴(子供に全てを注いで余裕がない人)」、「経済適用男(教師やエンジニアなどの安定した専門職で「家庭を大事にし、妻を愛し、仕事に頑張る」という「慎ましやか」な男性)」、政治分野では、「侠貪(汚職しても貧しい人を助ける役員のこと)」、「釣り執法(おとり捜査による法執行)」、「民生ブログ」、経済分野では、「保8(GDPの8%以上の成長を確保)」、「秒殺(勝負の決着が非常に短時間でつくこと)」、「穏崗(雇用を安定させること)」、「ドバイ危機」がランクインしました。また文化分野では、「星二代(芸能人の子供)」、「秀覇(様々なオーディションに参加する人)」、教育分野では、「考奴(受験に全てを注いで余裕のない人)」、「占坑班(入学の優先権をとるため、名門小中学が開く補習塾に通うこと)」などが選ばれました。
また、2009年、「楼○○」、「○○門(ドアー)」、「○○法執行」、「被○○(~された)」のような、新しい造語が誕生し、国民の権利意識の向上や、政治イメージの緩和を物語っていると見られています。
さらに、「○○族」、「○○客」、「○○男」、「○○女」、「○○派」、「○○党」、「○○二代(二世)」などの言葉も出現し、中国人の生活実態を表しています。
報告書は「2009年度の多くの新語はインターネットで誕生し、急速に普及したもので、インターネットは民意を現す最も急速で、便利なルートになった」と指摘しました。(11/26 翻訳者:Lin チェッカー:吉野)暮らし・経済へ
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