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 中国、大卒初任給と出稼ぎ労働者の給料差が縮小

2010-11-24 16:27:27     cri    

 中国社会科学院人口・労働経済研究所の蔡昉所長は先ごろ、大学新卒者の初任給と出稼ぎ労働者の給料の格差が縮小しつつあることを明らかにしました。

 2003年以来の統計では、大学新卒の初任給が月1500元(約1万8000円)前後に止まっているのに対し、出稼ぎ労働者の月給は700元(約8700円)から1200元(約1万5000円)へと急速に上昇してきていることを示しています。

 これについて蔡所長は「高い教育段階へ進むほど、身につけた知識の専門性が強まり、自分の専門に合った仕事が見つかる可能性は低くなる。一方、出稼ぎ労働者は特に職種を選ばず、やれるものは全てやる。また、工場などの人手不足もあって、出稼ぎ労働者の給料が上がり、大学新卒の初任給が下がった」と指摘した上で、「双方の賃金格差が縮小することは、人々の高校進学への意識に影響を及ぼすだろう」と分析しています。(鵬)

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