ロシアを訪問中の中国の王岐山副首相は22日、サンクトペテルブルグで、中ロエネルギー交渉代表作業会合と中ロ首相の定期会合委員会第14回会議に出席し、エネルギー協力の強化について突っ込んだ意見交換をし、重要な共通認識に達しました。
ロシアのイゴーリ・セーチン副首相と会談した際、王岐山副首相は「中国とロシアとのエネルギー交渉システムが設立されて2年余りで、両国のエネルギー協力レベルを大いに向上させ、著しい成果を遂げた。中国とロシアのエネルギー協力は両国の経済協力の推進にとって重要な戦略的意義がある。より多くの確実な成果を取るために、中国はロシアと共に努力し、石油や天然ガス、核エネルギー、新エネルギーなどの分野における協力を深めていく」と述べました。
これに対して、セーチン副首相は「両国のエネルギー協力には戦略性がある。これは両国の戦略的パートナーシップの全面的な発展推進で重要な意義がある。ロシアは両国の天然ガスと核エネルギーの協力を積極的に推進すると共に、石炭や電力貿易の規模を拡大し、両国のエネルギー協力の質とレベルを全面的にグレードアップしていきたい」と語りました。
一方、中ロ首相の定期会合委員会会議の席上、王岐山副首相は「現在、中ロ双方の貿易はすでに国際金融危機前のレベルに回復した。両国の経済協力には力強い活力が現れている。中国はロシアと共に、双方の貿易構造を改善し、協力を深めていく。また、クリエイティブな協力を通じて、互恵を実現していき、中ロ戦略的協力パートナーシップにさらに力を注いでいく」と強調しました。
これに対して、ロシアのジューコフ副首相は「ロシアは中国との協力を高く重視している。まもなく行われる両国の首相定期会合と今回の会議をきっかけに、協力の規模を拡大し、分野を広めて、両国の協力を新しいレベルに引き上げていく」と述べました。
この日、中国とロシアはエネルギー分野における協力文書を調印しました。(翻訳:Katsu チェック:Kokusei)
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