四川省の黄彦蓉副省長は20日、「現在、四川大地震後の文化遺産の応急補修・保護プロジェクトが全面的に開始し、2011年内に完了する予定だ」と発表しました。
四川省政府は20日、地震後の文化遺産の応急補修・保護プロジェクトについて、詳しい報告書を提出しました。黄彦蓉副省長は会議で、「現在、国家の『汶川地震災後の公的施設に対する改築・修復特別計画』にリストアップされている重度の被害を受けた39の県の245の文化遺産に対する震災後の応急補修・保護プロジェクトがすでに開始した。今回のプロジェクトには、移動できない文化財の修復と保護、博物館や文化管理所の修繕、少数民族の村の保護などが含まれている」と述べました。
黄彦蓉副省長はまた、「現在、プロジェクトのうち72項目がすでに完了し、80項目がまもなく完了する。完了前の項目も順調に進められており、2011年内にすべて完了する見通しだ」と述べました。
「5.12」四川大地震により、四川省の多くの文化財が被害を受けました。統計によりますと、世界文化遺産の「都江堰建築群」と「中国世界文化遺産予備リスト」に組み込まれている3ヶ所の中国重点文化財保護機関の被害が甚大で、全国重点保護機関83ヶ所、省レベル文化財保護機関174ヶ所、その他統計が難しい多数の文化財保護施設が異なるレベルで被害を受けています。(翻訳:オウギ チェック:中原)
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