国際・交流へ

　ロシアを訪問中の劉延東国務委員は21日、サンクトペテルブルク第652学校を視察しました。

　劉延東国務委員はサンクト・ペテルブルグ第652学校が53年の間一貫して中国語を第一外国語と定め、中国語教育を続けてきたことに関する状況を聴取した後、同校が中国語教育と普及の面で収めた成果を高く評価した上で、ロシアが近年両国の言語文化交流を推し進め、両国の友好促進のために尽くしたことに対し、感謝の意を表しました。劉延東国務委員は「近年、両国の戦略的パートナーシップは全面的且つ急速に発展しており、各分野における協力も一層緊密化している」と述べました。

　また、両国の人文協力が勢いを増やしている現状について劉延東国務委員は「両国の指導者の関心の下で、両国は互いに「中露国家年」イベントを行ってきた。中国が昨年、「ロシア語年」イベントを開催した後、ロシアは今年「中国語年」イベントを行っており、いずれも成功を収めた。言語は人間交流の道具であり、私はサンクト・ペテルブルグ第652学校がこの素晴らしい伝統を維持して、生徒達の中国語能力向上に取り組むよう期待する」と述べました。

　劉延東国務委員は最後に「中国とロシアの青少年は両国の未来と希望であり、中国とロシアの世代友好の継承者および促進者でもある。生徒達が中国語の学習に力を入れて、中国の歴史と文化を深く理解し、両国の友好を推進して、伝えるという使命を担って行ってくれるよう望んでいる」との考えを示しました。

　これに対し、同校の校長は「学校側は言語教育と人材育成における中国との協力を拡大し、両国の友好のために貢献していきたいと考えている」と述べました。

　サンクト・ペテルブルグ第652学校は1956年に創立したロシア北西連邦地区の唯一の中国語学校です。

　（翻訳：ｈｕａｎｇｊｉｎｇ）