上昇しつつあるCPI(消費者物価指数)に対応するため、中国の都市住民は様々な節約方法を考えています。このほど四川省成都市のある女性が自分の節約方法のコツをインターネットで発表したところ、沢山の書き込みが殺到し、多くのサイトに転載されました。
さらに、普段裕福な生活を楽しんでいる都市部のホワイトカラーたちも節約に取り組み始めています。「花より野菜」、ベランダでの野菜栽培がブームとなっています。北京在住の閻さんは数ヶ月前から、家のベランダで唐辛子や韮などを栽培するようになりました。「ベランダが狭いので、白菜などはちょっと無理だが、唐辛子やネギぐらいは植えられる。鉢植えの完全な有機栽培だよ」とは閻さんのコメントです。
中国国内最大のオンラインショッピングサイト「Taobao(淘宝)」では最近、ベランダ栽培に関連する店が特に人気を呼んでいます。野菜の種を売る店には、月に数百点以上の注文が殺到するということです。これは近頃の野菜価格の上昇に関係していると見られています。
このような現象に対し、陝西省社会科学院社会学所の尹曉俊副研究員は、「生活必需品の値上がりは低所得層の日常生活に直接影響を与えるばかりか、都市部のホワイトカラーもかなりのプレッシャーを受けている。CPIの高騰に対応するために、生活のあらゆる面で節約を考えるほか、財産用途の多様化に気を配り、個人資産の減少を防がなければならない」と述べました。(11/19 翻訳者:Lin チェッカー:中原)
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