さまざまなプレッシャーによる大学生の心理問題が大学でますます重視されています。先ごろ、蘭州市のある大学のキャンパスに「ストレス発散ルーム」が設置されました。「ストレス発散ルーム」にはサンドバッグ、ゴム人形などが置かれ、学生らのストレスを解消し、心理問題を緩和するための試みが行われています。
この「ストレス発散ルーム」は蘭州理工大学のエンジニアリング学院に設置されています。「ストレス発散ルーム」を利用する学生は、次のように話しています。
「社会環境の変化により現代の学生はより高い要求を突きつけられています。職探し、資格試験など、さまざまな環境によりプレッシャーがますます高まっており、学生の中にはこのような状況を受け入れられない者もいます。不動産価格や物価が絶えず値上がりし、生活におけるプレッシャーまでがキャンパスに浸透しているなど、時々耐えられなくなって、ここに来ます。ここで汗を流すと、ずいぶん爽快な気分になります」。
同校の学生事務所の朱明敏所長は「教育上の欠陥により、学生の中には大学入学後、たびたび心理的ストレスを抱える者が出ている。たとえば神経衰弱、適応力の低下などに加えて就職のプレッシャー、家族からの期待によるプレッシャーなど、現代の大学生の心理には多かれ少なかれ問題が存在している。『ストレス発散ルーム』以外にも、学院では『ヒーリング・ミュージックルーム』、『カウンセリングルーム』、『グループ補習ルーム』などを設置するなど、一連の手段を通じて心理的な調整に取り組んでおり、学生のプレッシャーの緩和に努めることで、よりクオリティの高い大学生活を送って欲しいと考えている」と話しました。(11/19 翻訳:中原)
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