国際・交流へ

　チベットを総合的に紹介するイベント「2010中国チベット文化ウィーク」が15日、スペインの首都マドリードで始まりました。スペインでチベットをテーマとする文化活動が行われるのは、これが初めてです。

　10日間にわたって開かれる「チベット文化ウィーク」では、チベットの宗教画展示会、歌舞の公演、チベット学者やチベット医学者との交流などの活動が設けられています。

　代表団の団長を務めるチベット自治区行政学院のプブツニン副院長は「これまでの数10年間、チベットの経済制度と経済構造は大きく変化している。住民の生活レベルも大きく改善され、生活の質も大幅に上昇している。同時に、教育、科学技術、医療事業もすばやく発展しており、優れた伝統文化の保護に取り組んでいる」と述べた上で、「これらはチベットの現代化を推進する上で飛躍的な発展を遂げるための堅実な基盤となる」と強調しました。（朱丹陽）