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 中国、「独身デー」がブームに

2010-11-12 15:47:37     cri    

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 中国では、11月11日は「独身デー」です。実は中国語で、「独身者」は「光棍」とも呼ばれ、日本語で「棒」を意味します。数字の「1」は棒状で、11月11日は「棒」が4つもあるため、若者から冗談交じりに「独身デー」と命名されました。

 「独身デー」は1990年代、大学のキャンパスから流行り出した言葉で、独身の人々が自分のことをからかう意味でお祝いする祭りでもあります。中国で伝統的な祝祭日はそれぞれお祝いのグルメがあり(例えば、端午の節句はちまき、中秋節は月餅)、独身者たちは自分の祭を祝うために、「油条」という棒状の揚げパンを食べることにしました。しかも、4本です。4本の揚げパンはちょうど日付の「11.11」にあたりますから。

 一方、「独身デー」は決して寂しい祭ではありません。最近ではひとつのブームにもなっています。独身の人たちはこれを口実に買い物したり、パーティーを行ったりして、自分へのご褒美にします。また、多くの商店やデパート、ネットショップは「独身デー」に因んでキャンペーンを実施し、「独身者向けのマンション」、「独身者に最適の携帯電話」など、「独身デー」のギフトを集めて、商戦を繰り広げています。中国のある大手ショッピングサイトの統計によりますと、今年の「独身デー」のセールスキャンペーンに参加した商品の種類は8000以上に達し、中でも「独身賞状」や「独身指輪」などが最も人気を集めています。

 河北省石家庄に住んでいる賈さんはこの間彼氏と別れたばかりです。独身に戻った賈さんは「独身デー」について、「祝いたくないわ。でも、ちょうどこの間気に入ったバッグを見つけて、独身デーのお祝いがてら、自分へのご褒美として買っちゃった」と語りました。

 専門家によりますと、いまの中国社会は高度成長期への転換期にあり、一人っ子の世代である80年代や90年代生まれの若者は自己主張が強く、結婚生活や家族の束縛に抵抗感を持っているため、独身や晩婚を選ぶ人が多いということです。(11/12 翻訳者:Lin チェッカー:中原)

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