第16回アジア大会が12日、広州で開幕しました。中国がアジア大会を開催するのは、1990年の北京大会以来、2回目となります。

　中国の温家宝首相が開幕を宣言して、広州アジア大会が正式に始まりました。これからの15日間、アジアオリンピック評議会45のすべての加盟メンバーから派遣された、1万人近くの選手が、42競技で、463の金メダルを争います。

　開幕式が、すばらしいパフォーマンスに続く、幻想的な聖火の点火式でクライマックスを迎えると、広州市は華やかな祭日の雰囲気に包まれました。

　広州アジア大会組織委員会の黄華華執行主席は開幕式で挨拶し、各国と地区の代表団に歓迎の意を表した上で、すばらしいスポーツの祭典を行うよう努力していく考えを示しました。黄華華執行主席は「アジア各国・地区の人々は、広州アジア大会の情熱と歓びを分かち合うと共に、中華文化及び広東の改革・発展の成果を体験していただきたい。また、オリンピック精神をさらに発揚し、アジア各国と地区の交流と協力を増進し、アジア地域の共同発展を促進していきたい」と述べました。

　アジアオリンピック委員会のシェイク・アーマド会長は、アジア大会のために努力した中国に感謝の意を表し、「7年の準備を経て、アジア大会が盛大に開幕した。これからの15日間、各国と各地区を代表する優秀な選手らは、不屈のスポーツ精神で競技場で戦う。これから、情熱溢れる大会を共に楽しみ、アジアの調和を祈り、アジア大会が唱える平和、団結、統一、進歩を追い続けていく。そして、私は、アジア・オリンピック評議委員会を代表して、ようこそ広州へ！ようこそ第16回アジア大会へ！」と語りました。

　国際オリンピック委員会のロゲ会長も広州アジア大会の開幕式に出席しました。

　中国は史上最大規模のアジア大会の代表団を派遣し、977人の選手が41の競技に出場します。

　なお、広州アジア大会は27日まで開催されます。