フランスを訪問中の中国の胡錦涛国家主席は4日、フランスのサルコジ大統領と会談し、中仏の全面的な戦略パートナー関係の前向きな発展をさらに推進していくことで合意しました。

　胡主席は「国際情勢が大いに変化している背景の下で、中国はフランスと世界に向けた、相互信頼、互恵かつ安定的な、戦略パートナー関係を発展させて、新しい情勢における平等な大国パートナー関係の構築で積極的な役割を果たしていきたい」と述べた上で、「両国は互いに尊重し合い、戦略的な信頼関係を深める。また、時代と共に歩み、2015年までに双方の貿易額を800億ドルに到達させるために、革新的かつ実務的な協力を行って、貿易の規模を拡大していく。そして、優位性をいかし、人的交流を密接にして協力を強化し、共に課題に対応していく」と提案しました。

　これに対して、サルコジ大統領は「フランスは、中国との経済貿易と技術面の協力を強め、原子力発電分野における協力を全面的に深めていきたい。フランスは、EUの対中兵器輸出禁止令の解除を支持し、国際事務における中国との協調と協力を強化していきたい」と述べました。（翻訳：Katsu　チェック：丹羽）