第5回東アジアサミットが30日午前、ベトナムの首都ハノイで開幕しました。会議では、ＡＳＥＡＮ・東南アジア諸国連合の加盟国１０ヶ国と中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インドの６ヶ国対話パートナー国の首脳が協力の進展状況と発展の方向、および世界的な課題にいかに対応するかなどについて話し合われます。

　ＡＳＥＡＮの議長国であるベトナムのグェン・タン・ユン首相は開幕式で挨拶し、「今回の会議はこれまで５年間の東アジアサミットの成果を振り返ると共に、今後数年間の協力方向を検討する。また東アジアサミットが各国との対話と協力へ果たす役割を強化し、その組織機構と運行方式を健全化させていく」と述べました。

　また各国の首脳は今回のサミットで「ハノイ宣言」を採択し、これまで５年間の東アジアサミットの成果を評価すると共に、サミットの職能強化を呼びかけます。宣言では、来年からアメリカとロシアが東アジアサミットの加盟国となることが確認され、また会議では議長声明も発表されるということです。

　中国からは温家宝首相がサミットに出席しています。（翻訳：玉華　チェック：新出）