中国有人宇宙開発プロジェクトの報道官は27日、「中国の有人宇宙開発ステーションプロジェクトはすでに正式にスタートし、2020年頃に比較的大きな、宇宙士が長期的に活動できる有人の宇宙実験室を作り上げる」と発表しました。

　このプロジェクトは宇宙実験室の建造と宇宙ステーションの建造という2つの段階に分けて実施されます。つまり、2016年までに、宇宙実験施設の開発と打ち上げを行ないます。その後2020年をめどに核心的施設と科学実験施設を開発し、それを打上げ、軌道上で有人宇宙ステーションを組み立て、大規模な空間実験を長期的に行うということです。

　この計画に基づいて、中国は来年、宇宙ステーション用の実験第1号機「天宮1号」と宇宙船「神舟8号」を打ち上げ、無人状態での宇宙船のドッキング試験を行ないます。（翻訳：玉華）