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 朝鮮戦争、重大な意義を持つ

2010-10-25 16:01:39     cri    

 25日は中国人民志願軍が朝鮮戦争に参戦して60周年の記念日で、24日夜、朝鮮のピョンヤンでは盛大な記念行事が行われました。この日を迎えて、中国の専門家は、「中国の人民志願軍が朝鮮戦争に参加して勝利を収めたことは、中国にとって重要な意義を持っている」としています。

 1950年6月25日朝鮮戦争が勃発しました。9月15日、米軍7万人あまりが仁川に上陸。同時に、米軍が朝鮮国境に接する中国の丹東市を空襲すると、10月8日、中国政府は「アメリカに対抗して朝鮮を援助し、家を守り国を守る」(抗米援朝)と決定。中国人民志願軍が10月19日に朝鮮入りし、25日に戦いを始めました。統計によりますと、朝鮮戦争期間中、中国と朝鮮の軍隊は敵軍およそ109万人をセン滅し、そのうち米軍は39万人以上になります。これに対して、中国人民志願軍の死傷者数も凡そ36万人にのぼりました。1953年7月27日、停戦協定が調印され、2年9ヶ月続いた朝鮮戦争は終了しました。

 中国の人民志願軍が朝鮮戦争に参加し勝利を収めたことは、新中国ないし今日の中国にとって、重要な意義を持っていると、中国共産党学校国際戦略部朝鮮問題専門家の張璉瑰氏は評価しています。張氏は「これは国を守る正義の戦いだった。アメリカが第7艦隊を台湾海峡に派遣するとともに、中国の国境を空襲し始めたため、中国は自国の安全のために戦争に参加したのだ。実は、当時中国国内は新中国を設立したばかりで、とても困難な状態だった」とした上で、「これは、中国にとって、政治、経済、軍事などで大きな意義がある。まず、中国人の気骨を高め、世界に見直されるきっかけとなった。また、この戦争を機に、全国で愛国ブームが起きた。これは、この後の50年代、60年代に、政府が全国人民を結束して、積極的に国作りや復旧事業を促すのに、積極的な役割を果たした」と述べました。また「中国は、安全な国際環境を守ることができた。これは、中国が周辺国家と長期的な安定を維持するのに、非常に価値があったと言える」と強調しました。(朱丹陽)

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