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中国の東南地区 台風対策に全力

2010-10-22 19:45:58     cri    
 中国の中央気象局は22日朝、非常に大型の台風13号が時速10キロのスピードで、広東省東部と福建省南部の沿海地区に接近していることから、台風に対する最高の警戒レベルである赤の警報を出しました。台風は23日に広東省の恵来から福建省のアモイにかけての海岸に上陸し、東南沿海の広い範囲が影響を受ける見込みです。

 この台風の影響で、22日から25日にかけて、広東の東部、台湾、福建の大半、浙江、安徽の東部、江蘇の南部、上海では激しい雨が降ることが予想されます。特に、福建の沿海地区や台湾の東北では、局地的に降雨量が250ミリに達する見込みです。

 これに対して、福建、台湾、浙江、広東などでは、激しい雨による土砂災害や大風による災害の対策に力を入れています。

 広東省の気象部門によりますと、台風は汕頭を直撃する可能性があり、このため、汕頭市政府は危険地区の避難計画を打ち出し、各部門に、避難所の確保や住民が随時避難できる対策を求めています。また、危険住宅、低地、堤防、ダム、工事現場などに対して徹底的な検査を行うよう、指示を出しました。このほか、多くの航空便が欠航になったほか、小中学校も22日から休校になっています。

 さらに、避難中の242隻の船舶の安全のために、海岸地区の放送局は1時間ごとに台風の進路状況を報道しています。

(朱丹陽)

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