「昔々の美しい伝説。大きな一本の木が孤独に生きていました。。。」遠くから子供の声が響き渡ります。同時に音楽が流れ、スポットライトがハンサムな青年に集中し、赤い絨毯の向こう側にきれいな女性が現われました。これはテレビドラマの撮影現場ではなく、14日にあるホテルで行われた結婚披露宴の一幕です。

　そして、この結婚式をプロデュースするのが、ウェディングプランナーです。個性溢れる「80年代生まれ」の若者が次々と結婚するに伴い、ウェディングプランナーもますます人気の職業となっています。

　ウェディングプランナー＝結婚式のプロデューサー？

　「平凡で他人と同じような形式的な結婚式なんていや。自分の結婚式は絶対に新鮮で忘れがたいものにしたい。お祝いの飴の箱やマッチ箱もユニークなものにアレンジしたい」。これは80年代生まれの雷燕さんが自分の結婚式に出した要求です。現在、伝統的な結婚式は形式的なものとして嫌われています。カップルたちがブライダルコンサルタントを選ぶ際の決め手は、如何に自分の結婚式を他人と差別化することができるか。そして、それに関わるウェディングプランナーがますます人気を博しています。

　「私たちは結婚式のプロデューサーです」。幸福佳ブライダルコンサルタントの楊さんはそう言います。新婚カップルのために作った結婚式のプランは、そのカップルの個性に合わせるだけでなく、衣装や式場のレイアウト、会場で流すＢＧＭ、ライト、司会者など、様々な要素を考慮する必要があります。「結婚式の本番はわずか1時間ですが、その準備作業がとても難しい。周到な準備ができなければ、どれだけ多くのスタッフを動員したとしても必ずミスが出る。」

　現在、ウェディングプランナーはプロフェッショナルな職業となっており、北京ではウェディングプランナーの月収はおよそ3000～5000元で、優秀なウェディングプランナーの場合は年収15～25万元に達します。（翻訳：ＺＨＬ）