中国副食品流通協会が9日に発表した「09―10年度中国ワイン産業市場報告書」によりますと、この1年、世界のワイン産業の成長が緩やかになる中で、中国のワイン産業の発展は世界の注目を集め、今後10年は高速な成長が見込まれるということが分かりました。
この報告書は09年の中国の「白酒」(中国の穀物を原料とする蒸留酒)の生産量は706.9万トン、ビールは4236万トン、ワインは96万トンで、それぞれ占める比率は11.8%、86.6%と1.6%としています。そのうち、ワインの占める比率が低いものの、今後の成長率が高くなると見込まれています。
なお、現在中国には小型を除く600社あまりのワイン生産企業があり、そのうち大手10社の市場シェアは61.8%に達しました。そして、その半分以上が葡萄の産地である山東省と吉林省と河北省に集中しています。この報告書は今後ワイン産業間の競争が一層激しくなり、その販売先は大都市から中小都市に規模に移ると予想しています。(翻訳:トウ 徳花)
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