中東問題を話し合う国連、アメリカ、EU・欧州連合、ロシアの4者は21日、ニューヨークの国連本部で会談し、声明を発表しました。声明は、イスラエルに対し今月末に期限切れとなるヨルダン川西岸のユダヤ人入植地建設の凍結を引き続き実施していくよう呼びかけました。

　さらに声明は、パレスチナとイスラエルが和平交渉の進展のために良好な空気をつくり、刺激的な行為と言論を慎むよう求めました。

　また、4者はパレスチナが去年8月に提出した2年以内に建国するという方案を支持することを再び強調した上で、パレスチナの建国と経済発展に便宜を提供するようイスラエルに呼びかけました。

　なお、4者は定期的に会議を行い、各方面の協力を強化することで合意しました。（Katsu/吉野）