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 村治佳織クラシックギターコンサート 北京で開催

2010-09-20 15:31:57     cri    


演奏会の様子

 「ロドリーゴに敬意を表す――村治佳織クラシックギターコンサート」が9月の12日北京コンサートホールで開催されました。


演奏会の様子

 今回のコンサートは、日本の有名なクラシックギターの演奏家の村治佳織さんが中国音楽学院所属のEOSオーケストラと共に、ロドリーゴのアランフェス協奏曲、テデスコのギター協奏曲第1番ニ長調などを演奏し、また中国のバイオリン演奏家の高参さんと張精冶さん、クラシックピアニストの瀋凡秀さんなども出演しました。

 
CDのサイン即売会の様子

 村治佳織さんは1978年東京で生まれ、幼いころからギターを父に師事し、10歳からクラシックギタリストの福田進一さんに師事しました。1989年にジュニア•ギターコンテスト最優秀賞を受賞しました。1993年には東京の津田ホールでデビューコンサートを開催しました。同年10月、最初のCD『表現』を出してからギタリストを職業としての生涯を歩みだしたのです。現在、村治さんは日本ではトップクラスの演奏家とされ、年に30回以上の演奏会を行っています。

 2005年に上海で初のコンサートを主催し、中国でのデビューを果たしましたが、北京でコンサートをおこなったのは今回が初めてです。村治さんは、「今年4月に上海で二回目の演奏会を行い、そのときの指揮者で、今晩共演したEOSオーケストラを作ったマエストロでもある胡咏言さんが、9月に北京で一緒に弾きましょうと招待してくれたんで、今回のコンサートをもてました。ですからすごく感謝しています」と話していました。

 今回のコンサートについて村治さんは、「普通のオーケストラとのコンサートでは一曲しか弾かないのですが、今日は二曲を弾きました。こんなことはすごく珍しいので、北京の皆さんにギターの面白さをたっぷりと感じていただけたかなあと思っています。北京の皆さんはすごく真剣に聞いてくれたし、オーケストラの皆さんが私と同じ世代なので、すごく楽しかったです」と話しました。

 今回のコンサートのテーマに関わるロドリーゴについて、村治さんは、「ロドリーゴさんが亡くなる半年前に、テレビ番組の収録のときにお会いできました。そのときの経験が大切な思い出です。ロドリーゴさんの曲は大好きです。彼の曲が私にとって、ずっとギターを弾き続ける限り、演奏していきたい作曲家の作品ですね」と述べました。 

 また、今回の観衆として、7歳の范宝仁ちゃんはお母さんと一緒にコンサートに聞きに来ました。宝仁ちゃんはバイオリンが好きで、6歳からバイオリンを習いはじめました。宝仁ちゃんは、「将来は村治佳織さんのような優れた演奏家になりたい」と嬉しそうに話してくれました。(取材&撮影:李陽•陳博)

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