会場の様子
第5回SGRAチャイナ・フォーラムが15日に、北京外国語大学日本学研究センターで行われました。渥美国際交流奨学財団関口グローバル研究会(略称:SGRA)、NPO法人緑の地球ネットワーク、北京外国語大学日本語学科と日本国際交流基金会の関係者が出席し、「中国の環境問題と日中民間協力~北京の水問題を中心に~」をテーマに、話し合いを行われました。
緑の地球のネットワークの高見邦雄事務局長
緑の地球のネットワークの高見邦雄事務局長は90年代から、山西省大同市の農村で緑化協力プロジェクトを実施し続けています。高見事務局長は環境保護への貢献が評価され、2001年に中国政府より友誼奨、2006年に大同市政府より大同市栄誉市民を授与されました。山西省で「南水北調(中国南方地域の水を北方地域に送り慢性的な水不足を解消する構想)」プロジェクトに着眼し、今回のフォーラムで「大同からみる北京の後ろ姿」をテーマにし、北京の水源である山西省大同市から見えてくる深刻な北京の水問題について講演しました。また、その解決のために、必要な日中協力について中国民間企業と検討しました。
出席者たちの記念写真
高見事務局長は講演後、「北京の水不足や水汚染は生活にとって極めて重要な問題だし、解決に向かってうまく進めるために、一人一人が自分の心の底から認識する必要があると思う。他人の問題ではなく、自分が飲んでいる水が一体どこからどのように来たのかをぜひ人々に知ってほしい」と呼びかけました。
SGRAチャイナ・フォーラムは北京をはじめとする中国各地の大学などで日本の民間人による公益活動を紹介するファーラムを毎年開催しています。(取材:陳博、李陽 チェック:吉野)
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