国連ウィーン事務所に駐在する中国の胡小笛代表は14日、ウィーンのIAEA理事会で、「IAEA・国際原子力機関は核科学や核技術の応用に力を入れ、より多くの人に幸せをもたらすべきだ」と強調しました。
胡代表は「IAEAは、世界の核エネルギーの発展や、関連分野での協力促進の面で、大きな成果を収めている。特に、発展途上国の平和利用では重要な役割を果たしている」としました。
中国の核技術の発展と平和利用について、胡代表は「中国の核は急速な発展段階に入っている。2005年以後、中国政府が許可した原発は32基、発電量は3486万キロワットにのぼっており、今年8月までに運行開始の12基が、発電量は1010万キロワットになった。このほか、中国はウランの採掘や濃縮、関連部品の生産などを積極的に進めている。さらに、新型原発、使用済み核燃料や、放射性物質の処理などに関する研究も行われ、成果をあげている」と説明し、「核エネルギー技術の発展について、中国は終始IAEAやその加盟国との交流と協力を主張している」と述べました。(朱丹陽)
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