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中国 軍事透明度の向上に取り組む

2010-09-13 16:04:28     cri    

 10日、上海協力機構の合同軍事演習に参加する中国、カザフスタン、キルギス、ロシア、タジキスタンの5カ国の軍参謀長は、カザフスタンの訓練場で開始式典を行いました。今回の合同軍事演習はカザフスタンのオタール市にある訓練場で行われ、対テロ作戦の指揮、連携、援護などを演習します。

 演習に参加する将兵はあわせて5000人あまりで、そのうち中国の将兵は1000人となっています。また中国からは、陸軍、空軍戦闘部隊、総合援護部隊などが参加します。装備はタンク、戦車、車載榴弾砲、爆撃機、戦闘機、武装ヘリコプターなどがあり、これらは現在中国軍隊で使用されているものです。これについて中国軍事科学院世界軍事研究部の陳学恵研究員は「この演習は日常の戦闘力が反映される。中国の将兵と武器をもって演習に行うことは、各軍から抜擢されてできた代表団の力ではなく、中国軍隊の全体的な力、訓練レベル、戦備のレベルを反映するためだ」との見方を示しました。

 合同軍事演習は、軍隊を鍛え、外国の軍隊と訓練や軍事理論を交流するだけでなく、中国軍隊のオープンな姿勢を表すこともできます。陳研究員は「中国軍隊が海外へ行かなかった時代、来訪者を受け入れる形で開放していたが、外国で行われる合同軍事演習に参加する現在、より全面的に表すことができる。これは軍事の透明度を高めるのに、積極的な役割を果たすだろう」としています。

 なお、上海協力機構の対テロ合同軍事演習は定期的に行われる可能性があると見られています。これは、中央アジア地域の安全情勢と緊密に関わっています。現在、テロリズム、分裂主義、過激主義といった3つの勢力が、中央アジア地域での活動が活発化しています。中国にとって、中央アジアの平和と安定は、西部地区の経済発展に重要な意義を持っています。3つの勢力の取締りは、域内の各国の社会と政治の安定を維持し、経済発展のために良好な環境をつくります。(朱丹陽)

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