イスラエルのメディアによりますと、イスラエルのネタニヤフ首相は12日、「政府が実施しているユダヤ人入植地の建設凍結が期限切れとなった後、入植地建設問題に『妥協案』を求めたい」と述べました。

　報道によりますと、イスラエル国内で、建設凍結を延長するかどうかについては、意見が一致しておらず、複数の閣僚が12日の内閣会議で異なった立場を示しました。

　またネタニヤフ首相はパレスチナに対して、イスラエルをユダヤ人国家として認めるよう要求し、「これは双方が最終的な和平協定に達するための基礎条件の一つである」と述べました。

　なお、ネタニヤフ首相とパレスチナ自治政府のアッバス議長は2日にワシントンで１年8ヶ月ぶりの直接会談を行ない、14日と15日にエジプトで次回の会談を行なうことで合意しました。（翻訳：玉華　チェック：吉野）