中国では9月が入学の時期となりますが、今年の夏、北京大学への入学が決まった新入生らは入学許可書と一緒に、「北大ヒーロー」と名づけられたパソコンゲームを受け取りました。実はこのゲームは入学式と大学生活などをシミュレーションすることができます。

　新入生の羅さんは、「以前は、先輩たちに教えてもらわないと、色々な学園生活の様子が分からなかったが、今は一人でも、このゲームを使えば遊びながら、知ることができる。例えば、ゲームでいくつのサークルの紹介と活動の内容が紹介されている」と語りました。

　「北大ヒーロー」はRPGゲーム（ロールプレイングゲーム）で、プレイヤーは大学の新入生として、ゲームの中で入学の流れを体験できるようになっています。入学式、オリエンテーション、学生証の申し込みなどのミッションを完成すれば、プレイヤーの基本ステータスがアップする仕組みです。

　新入生の付さんは、「ゲームの中の設定が細かく、現実生活に役に立つ。新入生ガイドブックより、ゲームの方が分かりやすい」と語りました。（ロカン＆吉野）