アメリカ国務省は27日に発表した声明で、朝鮮に拘束されていたアメリカ人ゴメス氏の釈放、帰国に歓迎の意を示しました。

　国務省のクローリー報道官は声明で、カーター元大統領の人道主義精神に感謝の意を示し、朝鮮がゴメス氏を特赦し帰国を許したことに歓迎の意を表しました。

　クローリー報道官はまた、「カーター元大統領の訪問は個人的な人道主義における行動であり、政府代表者としての行為ではない。今回の朝鮮訪問の唯一の目的は、ゴメス氏を連れて帰国することにあった」とした上で、「カーター元大統領の訪問は、朝鮮政府からの招きに応じたもので、アメリカ政府からはいかなる提案や手配もしていない」と強調しました。

　ゴメス氏は1月に、不法入国したとして朝鮮の司法機関に懲役8年、罰金70万ドルを言い渡されていました。（朱丹陽）