広州日報によりますと、25日、広州の東莞市石排（セキハイ）鎮は石排鎮の戸籍を持つ人に対し、無料教育を実施することを明らかにしました。それによりますと、東莞市石排鎮は全国で初めて幼稚園から大学までの約25年間にわたり、無料教育を実施するということです。

　さらに、今後は、石排鎮に戸籍がある人だけでなく、戸籍はないが石排鎮に居住する人々の子供に対しても、無料教育を実施する可能性もあります。

　石排鎮の政府関係者によりますと、一般家庭、特に農村家庭の教育負担を減らすため、まず戸籍人口の無料教育を実施します。これに伴い、福利配当の新しい形を探っており、これらの利益を教育、医療、養老などの公共サービス事業にも転化したいということです。

　無料教育の補助金は基準に基づき、政府が個人の銀行口座へ直接振り込みます。毎年1人あたり、幼稚園児から中高校生までは3000元（約3.7万円）ほどになっており、その他、専門学校の学生、大学生、大学院生なども対象となり、石排鎮政府は毎年約1500万元（約1.87億円）の支出を負担します。（翻訳：Sui&吉野）