中国の全人代・全国人民代表大会と地方各クラスの人民代表大会の代表の資格や権限などを定めた法律「代表法」の修正案をめぐる審議が23日午前、始まりました。この法律は18年前から実施されていますが、修正は初めてとなります。

　修正の重点について、全人代常務委員会法制委員会の李適時主任は「代表の権利と義務、職務に関する規定をより明確にすることや、職務を履行する際、代表に対する保障や監督を強化することが含まれている」と明らかにしました。

　地方では、一部の人民代表が司法や公共事業の競争入札などに干渉するというケースがありますが、今回の修正案では、そういった職権乱用を禁止するとしています。(鵬)